たった数日のうちに、シンプルなのにとびきり可愛いブラウザ拡張がネットを席巻しました。日本のインディー開発者 @konekone2026(ZOKUZOKU / ぞくぞく)による Cat Gatekeeper は、doomscrolling 対策を“巨大で生意気なオレンジ猫”でやってのけます。SNSを見すぎると、猫が画面を乗っ取り、強制的に休憩させるのです。
仕組みは笑えるほど単純で、でも効果的。X、Instagram、TikTok、YouTube、Reddit、Facebook、Threads、Bluesky などに利用時間の上限(既定 60 分)を設定し、時間切れになると、むっちりした猫がページ全体を覆って動かなくなります。休憩時間(既定 5 分)が終わるまで操作不能。小さなポップアップを閉じて誤魔化す…といった逃げ道はありません。猫が「休め」と言ってきます。
Chrome 版は公開直後にバズり、作者のデモ動画は X で数百万再生・数万いいね。ユーザーは面白がりながらも「これなら本当に休憩できる」と評価しました。しかも無料、広告なし、ユーザーデータの収集なし――インディー作品としてはかなり気持ちの良いスタンスです。
そして Firefox ユーザーに朗報。
作者 @konekone2026 は、Cat Gatekeeper の Firefox 版を Mozilla Add-ons に提出し、現在審査中だと発表しました。拡張の熱が続く中、「Firefox でも使いたい」という声は非常に多く、今回の申請はその期待に応える動きと言えます。

キャプション:@konekone2026 が Firefox アドオンを審査に提出したと共有。
開発者はコミュニティの反応に素早く応えており、Firefox への対応も“より多くの人に届けたい”という姿勢の表れ。コメント欄では「猫の守護者がFirefoxにも来る!」と喜ぶ声も目立ちます。
多くの生産性ツールは、罪悪感・統計・簡単に消せる通知に頼りがちです。Cat Gatekeeper は逆で、ユーモアと強烈な視覚的中断で行動を変えます。
猫は単にサイトをブロックするだけではなく、“キーボードに乗ってくる猫”というおなじみの体験を、そのままブラウザに持ち込みます。堅苦しいペアレンタルコントロールではなく、遊び心のある強制執行。
そして狙いは現代の最大の時間泥棒。リールを延々と見たり、コメント欄に潜ったり、フィードを何度も更新したり…そんな瞬間に猫が現れ、休憩が終わるまで操作を許しません。
拡張機能以外にも、Windows / macOS のデスクトップアプリ(ブラウザに限らずシステム全体で動くもの)などの話も出ています。モバイル版の要望も強い一方、プラットフォーム制限で難易度は上がりそうです。
当面は Chrome 体験の磨き込みと、Firefox 版の公開が最優先。Mozilla の審査が通れば、Firefox Add-ons で「Cat Gatekeeper」を検索して導入できるようになるはずです。
真面目な生産性アプリだらけの世界で、いちばん効くのは、案外いちばんバカげた解決策――「もう十分だ」と分かっている猫なのかもしれません。
巨大なオレンジ猫にスクリーンタイムを握らせてみますか?